ルルルルズ コバヤシの業務日誌

東京のバンド「ルルルルズ」のギタリスト、コバヤシアツシのブログ。

レコーディング 2016/10/13

ルルルルズのレコーディングでした。

 

この日はバイオリンとボーカル、コーラスを録りました。

バイオリンのミキティーとベースの石垣さんがコーラスを録りに来たので、久しぶりに賑やかなレコーディングとなりました。

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こうやって見ると奥野さんデカいですね。

すっぱいグミを見て、みんな口がすぼんでいる。

 

久しぶりのミキティーも、髪を切ってスタイリッシュに。

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バイオリンのレコーディングは、全く問題なく終了しました。

さすがです。

 

石垣さんはコーラスを録るため、初めてブースへ入りました。

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なんかいい感じ。

歌うたう人みたいな写真ですね。

 

歌録りになると、モミがディレクションをするのですが、この日は疲れがたまっていたらしく、うとうと。

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レコーディングは続きます。

レコーディング 2016/10/3

ルルルルズのレコーディングでした。

 

この日は再びサポートの方のレコーディングです。

今作のレコーディングでは様々な楽器を使用していますが、その中でも特に肝となってくる楽器を録りました。

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スティールパンです。

 

もともとスティールパンは音源を使用する予定でした。

しかし、これまでに様々な楽器をレコーディングした結果「やっぱりスティールパンも生音欲しいねー」という話になり、ツテを頼りに急遽演奏をお願いすることとなりました。

 

そして演奏していただいたのは、スティールパン界のトッププレイヤーである伊澤陽一さんです。

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WAIWAI STEEL BAND」などを中心に、日本国内外での演奏活動を積極的に行っている方です。

私コバヤシの大学の同期がWAIWAI STEEL BANDに所属しているのを思い出し、伊澤さんをご紹介していただきました。

 

スティールパンは普段なかなか間近で見る機会のない楽器なので、音大生として楽しみにしていました。

レコーディングに入る前に楽器の下調べをしましたが、スティールパンにも種類があり、それにより音域はもちろん、音色も結構異なることがわかりました。

その中から今回演奏していただいたのはダブルセコンド(ダブルセカンド)という種類のものです。

 

一般的に耳にしたり、目にするものはテナーパンというタイプのものですが、ダブルセコンドは2個で1つの楽器であり、それらを叩き分けて演奏します。

そして胴が深く、音色も深みがあるのが特長です。

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詳しくはこちらで、

中野貿易さんのページに詳しく書いてあります。

 

録り方にですが、最初はAKG414をステレオで打面を狙うような形でした。

(リンクのマイクは現行品です。)

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深みがあり、丸みもあり、倍音も多く集音出来るような感じです。

これぞスティールパン

という音で録れますが、倍音が多く、低音が強調されるため、楽曲のイメージや他の楽器との兼ね合いから、AKG451を試すことに。

 

(リンクのマイクは現行品です。)

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こちらの方がバンドに混ぜた際の余分な低音部は削られた感じがあります。

割と輪郭がはっきりしており、いらないところがちょうどない感じ。

ソロだと物足りないですが、バンドに混ぜるのであれば断然こっちです。

 

マイクの選択について、

 U87U47C12などが選択肢として入ってくるのではないか、

 楽器の下にマイクを立てるのもありではないか、

 野外やホールだと録り方が変わるのだろう、

などなど、使用したマイク以外の選択肢や録り方についてなど、色々と議論していました。

 

マイク選びは本当に重要であると日々レコーディングを通して実感します。

エンジニアの中村さんは「マイクはエフェクター」とおっしゃっていましたが、まさにその通りだと思いました。

いくらDAWで修正ができると言えども、理想の音で録れるのであれば、最初からこだわった方が良いのだなと。

 

今回演奏していただいた伊澤さん、ありがとうございました。

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レコーディングは続きます。

レコーディング 2016/9/24.25

ルルルルズのレコーディングでした。

 

サポートの方々の録音がおおかた終了したため、ボーカルとギターの録音が本格的に始まりました。

曲数が10曲ほどあるため、ボーカルもギターも録る分量が多くてとてもハードなレコーディングでした。

前回の「Studio CRUSOE」さんでのレコーディング以降は、レコーディングエンジニアの中村さんの「深海スタジオ」にお邪魔して、制作を続けています。

 

早速のボーカル録り。

ブースの後ろから覗いてみると、

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振りを付けて歌っていました。

何かと交信しているモミ。

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歌詞とメロディーの兼ね合いを考慮して、譜割を再確認。

子音の発音などに注意しながら、歌録りは進んでいきました。

 

一方、ギターのレコーディングですが、今回のアルバムではギターの出番がかなり増えておりまして...

エレキはもちろん、アコギやガットギターの出番もかなりあります。

 

エレキは70年代のサウンドを狙って、アンプはこんなものを

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 71,2年製の銀パネのツインリバーブです。

このアンプは訳あって、とあるところから超格安(立ち飲み屋1回分くらいの値段)で譲っていただいたのですが、とても素晴らしい音を出してくれます。

 

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エレキはこれを。

ネックがフェンダージャパン。ボディはヴァンザンドという謎のギター。

これも大学の先生から格安で譲っていただいたものです。(先生まだお支払いしてなくてすみません。)

ツインの上にあるツイードフェンダーのブルースジュニア。

かなりきらびやかでモダンな音です。ライブでは使いやすいのですが、今回のレコーディングではちょっと遠慮することにしました。

 

 ガットギターは、中村さんが所有するものをお借りしました。

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ちなみに真ん中下の除菌ペーパーは足置きの代用品。マイクは414一本です。

なかなかいいサウンドが録れたと思います。

 

終日のレコーディングでディレクションをしていた奥野さんは相当疲れがたまっていたようで。

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3日間続けでレコーディングでしたが、日に日に入り時間とバラシの時間が遅くなり、最終日の25日には自宅へ帰ったのが朝の5時でした。

 

レコーディングは続きます。

 

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レコーディング 2016/9/23

ルルルルズのレコーディングでした。

 

今回はフルートのレコーディングです。

演奏をお願いしたのは、国立音楽大学のジャズ科に在学中の片山士駿さんです。

私コバヤシの後輩にあたる方です。学校で会うとよく世間話なんぞしますが、今回初めて一緒に仕事をしていただきました。

専攻はサックスながら、フルートでのジャズ演奏活動を行っており昨年の山野ビッグバンドコンテストでは、史上初のフルートでの最優秀ソリスト賞を受賞している名プレイヤーです。

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ツインリバーブの上にフルートが乗っていることはまず無いでしょう。

なんかカッコよかったので1枚パシャり。

 

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片山君の持っているアルトフルートはなんと世界に1本しか無い代物らしい...

いい音だ。

 

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録音に関してですが、今回はNEUMANNのU47一発のみ。

いいマイクだ。

 

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ボーカルモミも真剣だ。

 

片山君、ありがとうございました。

 

レコーディングは続きます。

レコーディング 2016/9/19

ルルルルズのレコーディングでした。

 

今回はサポートの方々のレコーディングを、山手にある「深海スタジオ」で行いました。

 

トランペットとフリューゲルホルンはLowland Jazzなどで活躍中の吉澤達彦さん。

ボーカルのモミとベースの石垣さんとは馴染みの方で、今回快く引き受けてくださいました。

奥野さんとは Shiggy Jr.のサポートなどで繋がりがあるそうです。

実は私コバヤシも吉澤さんとは縁があり...

Lowland JazzのライブにPAとして現場にお伺いしたことがあり、2回ほど一緒に仕事をしたことがあります。

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素敵な笑顔で、場を盛り上げてくれました。

さすがな巧さで、あっという間にレコーディングは終わりました。

正味1時間ほど。

 

そうこうしているうちに、パーカッショニスト福岡高次さんが到着しました。

福岡さんは、国立音楽大学の打楽器科を卒業しており、私コバヤシの先輩にあたる人です。現在はLa Señasなどで活動しています。

久しぶりの再会に盛り上がりました。

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コンガやシェイカーなど、パーカッションをたくさん演奏してもらいました。

こちらもあっという間に6曲ほど、すぐに録り終わってしまいました。

さすがです。

 

お二人の演奏があまりに素晴らしかったので、奥野さんもリラックス気味。

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吉澤さん、福岡さん、ありがとうございました。

 

レコーディングは続きます。